大人気漫画『透明なゆりかご』の実写ドラマがNHKで始まりました。

このページでは、華流ドラマ以外に関心がなかった私が『透明なゆりかご』を視聴するに至った経緯や、私と死産についてエピソードを交えて綴っています。

 

一時期ネット広告でよく目にしていたのが漫画『透明なゆりかご』。

その広告はおじいちゃんとおばあちゃん夫妻が登場、おばあちゃんが幸せそうな表情で妊娠を夫に伝え、おじいちゃんは信じられないといった表情で「まさかお前、産むつもりじゃないだろうな?!」と言っているシーンが印象的でした。

 

私は元々漫画には詳しくなく、ネット漫画は広告につられてたまに無料部分を読むぐらいでした。

この『透明なゆりかご』に関して内容は気になるものの絵が好みではなく、無料部分さえも読んだことはありませんでした。

 

私自身、三度の妊娠では幸い中絶や死産とは無縁だったのですが、私の母が死産を経験しており、私は過去二度の出産でも今回の妊娠でもそうですが、どうしても赤ちゃんが無事生まれることを当たり前に捉えることができずにいます。

いつか突然、母がそうであったように私のお腹の赤ちゃんもいなくなるのではないか・・・そんなぼんやりした思いが常に頭の中にあるのです。

 

母が赤ちゃんを死産したのは、私が9歳の頃でした。私には一つ下の弟がいて、次に生まれてくる年の離れた弟のことをとても楽しみにしていました。

家族も同じ思いか、私以上に赤ちゃんの誕生を心待ちにしていたことでしょう。

 

しかしある日、そんな家族の思いは突然断ち切られることになります。

私は当事まだ9歳で、なぜ母が死産になってしまったのか(実際のところ死産だったのか流産だったのかも)理由は分かりませんが、先日までお腹が大きかった母のお腹の中の赤ちゃんが亡くなってしまったことを知ります。

その頃、家の中には赤ちゃんを迎えるための物で溢れていました。

ベビーベッドやオムツ、新しく揃えた新生児用の肌着や服が何枚もありました。

そんな部屋を見渡して、でも赤ちゃんはこのうちには来ないんだ・・・そう思い、私は2階の部屋で誰にも見つからないように泣いたのを覚えています。私が泣いているところをお母さんが見るとお母さんはもっと悲しむに違いないと思い、幼いながらに配慮した結果でした。

 

 

その後、家族みんなで赤ちゃんの遺体を持って火葬場に行きました。赤ちゃんはまだ本当に小さくて、焼かれた後はほとんど骨が分かりませんでしたが、私は一つ残らず骨を持って帰ろうと必死で「これも骨じゃない?」と何度も灰の中を指差していました。

 

親戚のおじさんは、母を慰めようとして「また次がんばればいいじゃない」と言いましたが、母は何も言い返さなかったことが強く記憶に残っています。

あの時は分からなかったけれど、母になった今の私にはその時の母の気持ちが分かるような気がします。

 

私の記憶はここまでで、その後母がどんなに苦しんだか、悲しみを乗り越えたかなどは一切記憶にありませんし、当時のことを母が話すことも私が母に聞くこともありませんでした。

きっと母は、一人で抱えるしかない悲しみを長い年月をかけて乗り越えてきたのだと思います。

 

 

このような幼少期の経験から、私は今まで三度の妊娠中は、赤ちゃんの誕生を楽しみにする気持ちがある一方、いつも死産や流産になってしまうのではないかという不安が入り交じり、無事赤ちゃんが生まれてきてくれることがなかなか想像できず、出産後も喜びや安堵という気持ちに浸るというよりどこか夢の中にいるような、現実味を帯びない状態での出産だったというのが正直なところです。

 

そんな私は、この『透明なゆりかご』がドラマ化されると知り、最近は華流ドラマ以外は見ていなかったのですが今回は見たい!強くと思うに至りました。

同じく産婦人科が舞台の『コウノドリ』も、リアルタイムでは視聴できませんでしたがいつか視聴したいと思っています。

 

 

ドラマ『透明なゆりかご』は制作がNHKということで重たいドラマになりそうですが、毎週視聴し感想レビューを綴りたいと思いますのでご覧いただければ嬉しいです。

 

それでは、次の記事は『透明なゆりかご』第一話の感想レビューをお送りします!

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